2025.04.01 つぶやき 三つ子の魂

父が2年少し前、脳出血から単語が出なくなりました。名もない花や草も父にかかれば全て名前があったのに。
その後何度か繰り返すうちに好きだったコーヒーも淹れられなくなり、何でも知ってて器用で何でも直せた父が道具の使い方も忘れてしまいました。
でも私が実家に行って帰る時は「お世話になりました、ありがとう。」と玄関まで出てくれます。
祖父母の写真を眺めて、「お母さんはおっかなかったなぁ、怒られてばかり。お父さんは大きな声を出すこともなく、手をあげることが全くなく静かな人だった。」としみじみ言います。
三つ子の魂百までもと言いますが、小さな頃の記憶や経験は残るんですね。
私は父にお尻を叩かれて怒られて育ちました。「お父さん、おっかなかったなぁ。」と思いますが、育ててくれてありがとう。