2025.01.08 予防接種 HPVワクチン(子宮頚がんワクチン)ってどんなワクチンですか?
国による積極的勧奨が再開されました。
当院では現在9価ワクチンを推奨しております。4価で受け初めた方は原則4価ですが、9価を選択する事もできます。
ご不明点などはお問い合わせ下さい。
小学校6年生から高校1年生の3月末まで、子宮頸がんワクチンを公費で接種することができます。
初回接種の際に15歳未満の方は2回接種、15歳以上は3回接種となります。
若い年齢で接種するほどがん発症を抑制する効果が高いと言われています。
世界ではワクチンによる子宮頸がん排除に向かって進んでいますが、日本はこの10年ほどの接種控えにより先進国で最も子宮頸がんが増加している国となっています。年間10000人が新たに子宮頸癌と診断、なんと3000人くらいが子宮頸癌で命を落としています。
子宮頸がんワクチン接種は子宮頸がん発生率を大幅に低下させるというデータが出ています。
★参考 みんなで知ろうHPVプロジェクト
※HPV=ヒューマンパピローマウィルス
※HPV=子宮頸がんの原因ウィルス
https://minpapi.jp/
積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対しても公平な接種機会を確保する観点から、従来の定期接種の対象年齢を超えても公費で接種できるようになりました。(キャッチアップ接種)
- キャッチアップ接種対象者:
平成9年4月2日〜平成21年3月31日生まれの女性(誕生日が1997年4月2日~2009年3月31日の女性) - 接種期間:
令和4年4月1日~令和8年3月31日
(1年延長されましたが、令和7年3月31日までに少なくとも1回の接種を完了していなければなりません。)